2021/11/24 11:10
こんにちは!
『amuamu』で商品開発を担当しているkenjiです。
今回は食に対して気にされている方も多いと思う『添加物』に関して記事を上げていきたいと思います。
ご自身で食品を購入する際に『無添加』等の表記に魅力を感じ商品を購入された事はありませんか?
なんとなく体に悪そうな添加物、でも実際のところ添加物ってなに?
このブログを通してそんなフワッとした認識を少しでもスッキリしていただけると幸いです。
1、食品添加物とは何?
食品は【食品素材】・【食品添加物】・【添加物ではない添加物】などで製造されています。
◆食品素材
・お米、小麦粉、砂糖、醤油、味噌などの食品の原材料
※注意:上記素材の中に添加物が含まれている場合もあります。
◆食品添加物
・食品の製造の過程、または食品の加工、保存の目的で食品に添加、混和、浸潤その他の方法で使用するもの
※添加(てんか)⇒何かをつけ加えること。添えること
※混和(こんわ)⇒まったく別の物質同士が交じり合い区別がつかなくなり、元あった形に復旧不可能になった状態
※浸潤(浸潤)⇒液体がしみ込んで濡れる事
例)お菓子を作る際に小麦粉に砂糖を添加する。上記の法律に従うと砂糖は食品添加物になるの?
という話しになりますが実際は砂糖は添加物ではなく原材料です。
※国が審査し『これは添加物として使用してもいいですよ』と使用を許可しているものが『食品添加物』となります。
具体的な添加物を上げると【保存料・調味料・着色料・酸化防止剤】などですが、これ以外に数えきれないくらい膨大な数の
添加物が存在します。
◆添加物ではない添加物
・常識的には当然食品添加物とすべきものであっても、なぜか食品添加物に指定されず、小麦粉や砂糖のように食品素材(原材料)
として扱わられているもの
として扱わられているもの
2、食品添加物の分類(種類)
法律上では、添加物は次の4種類に分類されています。
1、指定添加物(合成添加物)⇒科学合成された添加物
2、既存添加物(天然添加物)⇒動物、植物、カビや細菌などの微生物から抽出された添加物
3、天然香料 ⇒植物、動物を起源とする香料
4、一般飲食物添加物 ⇒一般に飲食物として利用されているものを添加物として使用するもの
※果汁を着色の目的で使用する場合等
◆この4種類の分類は法律上の分類であり、店頭に並ぶ食品の包装に記載している表示には【指定添加物・既存添加物・天然香料・
一般飲食物添加物】 の表示は一切ありません。
3、食品添加物を使用する目的
1、食材に付着している微生物の繁殖を抑える事で食中毒になるリスクを減らす。
※使用される主な添加物⇒【保存料・防カビ剤】
2、食品の見た目をより良く魅力的にするために食品が本来持っている【味・色・食感・香り】等の補強に使用
※使用される主な添加物⇒【科学調味料・着色料・合成甘味料】
3、栄養強化のため栄養素補強に使用
※使用される主な添加物⇒【アミノ酸・ビタミン・ミネラル】
4、食品の製造・加工の為に必要な添加物
※豆腐の精製に凝固剤・中華麺の製造にかん水・お菓子の製造に膨張剤など
4、添加物は食べても大丈夫なの
添加物は子供の頃から死ぬまでの長期間にわたって食べるものですからその安全性は誰しも気になるところです。
本当に大丈夫なのでしょうか?
◆ラットを使用した安全性試験
・添加物の安全性の試験はラットなどの動物を使用して行われ、医薬品のような臨床実験(人間での試験は行われてません)
上記を踏まえたうえで添加物の安全性に関する問題点をいくつか挙げていきたいと思います。
1、動物だけの安全性試験
・医療同様に人間での安全性試験を行うべき、ラットの寿命は2年、人間の寿命は80年と考え、ラットでの結果数値の100分の1を
人間における安全基準として定めているのですが、性別、年齢、血圧、血糖値等の条件は全く加味されていない為、安全性に関しては
不十分と言わざる負えません。
2、複合接種の問題
・一つの食材を接種する際に複数の添加物を一緒に接種する事になるのですが、複数の添加物の同時接種に関する影響に関しては全く
検証されていません。医療の場合には『この薬を飲んでいる時は別の薬はいけない』と医師が管理しています。
3、食品中での変化の問題
・添加物は煮る、焼く、揚げるレトルトなどの加熱で変化する場合が多々あります。
変化して出来た物質が何か、その安全性に関しては検討されていません。
4、添加物の品質の問題
・合成添加物に関しては、合成の過程で必ず不純物が出ます。この不純物に関しても法令で定めている基準は甘く定められています。
・合成着色料⇒不純物は15%までなら許されます。
・乳化剤 ⇒不純物の規定がありません。
5、まとめ
・実際のところ添加物に関しては賛否両論『いいの?悪いの?』どちらに対しても理由となる根拠が乏しいのが現状です。
そんな中、日本という国が他国と比べ添加物に関しての認識が甘い【添加物大国と言われている】事も事実です。
食品ロスや食中毒の予防という観点からすると有望な添加物と私たちの付き合い方に関しては、今後も興味深い問題
になってくると感じました。